第5回全国手話言語市区長会　手話劇祭

 手話は大切な言語です

手話文化の普及を目的に、全国手話言語市区長会が開催するイベント「手話劇祭」が12月18日に開かれました。
ステージでは新山保育所と新川保育所の園児がかわいらしい手話歌を行うなどイベントに華を添えました。
このほかステージでは、笠岡の市民団体による歌や寸劇などの手話パフォーマンス、日本ろう者劇団の手話狂言などが次々と披露されました。
また、小林市長と市役所職員もステージに立ち、「市長の仕事」をテーマにした手話漫才で会場の笑いを誘っていました。

このイベントは全国６１８の市区で構成する全国手話言語市区長会が、手話文化の普及、手話言語条例制定の推進などを目的に２０１７年から開いているもので中国地方では初めてです。
講演会では、聴覚障害の子を持つ参議院議員の今井絵理子さんが「障がいはひとつの個性」を演題に講演しました。

今井さんは出産の３日後に子どもに聴覚障害があることがわかり、福祉や手話について学んだといいます。
今井さんは「子どもと初めて交わした手話はトイレでした。小さな手で一生懸命、自分の意思を表してくれた姿は今も心の中にあります」とコミュニケーションの大切さを訴えました。

訪れた人は障がいの垣根を超えて楽しい時間を過ごしていました。