中学生が議会を体験
笠岡市で行われた市内の中学生が議員となって市に質問や要望をする子ども議会の様子をお送りします
子ども議会は笠岡市議会議場で開かれ、議員役を務める市内の中学生15人や小林市長など、およそ30人が参加しました。
金浦中学校2年の鞘本大晴さんは「金浦中学校周辺に危険な用水路や川などがあるが、安全で住みやすい街にするために市ではどのような対応をとっているか」質問。
執行部は「笠岡市では、小中学校の先生や保護者、警察などと合同で通学路の点検などを行っている。対応の順番については各学校と相談しながら危険度の高い場所から順番に対応している。具体的な危険個所があれば学校の先生を通じて教えてほしい」と回答するなど本物さながらの議会となりました。
また、小北中学校1年の遠藤このみさんは「学校から家が近い人は歩いて登下校しているが、荷物が多く暑い日などは熱中症のリスクがあるので、近くても自転車通学をしてもよい許可を出してほしい」と要望しました。
これに対し執行部は「自転車通学の許可は様々な環境を考慮し、保護者の理解を得て学校が判断している。是非生徒会などで議論し、生徒が主体となってこれまで当たり前とされていた学校のルールについて真剣に話し合って、見直しに取り組んでみてほしい」と答えていました。
笠岡市では、市の現状や課題を中学生に知ってもらうとともに、問題を解決する力を養ってもらおうと、市制施行70周年記念事業として子ども議会を企画しました。
生徒が自分が感じた身の回りの課題などを執行部に積極的に質問する様子を是非ご覧ください。
この日生徒から出た要望は、実現可能かどうか、今後市で検討していくとしています。
再放送:9月5日(月)・9月22日(木)・11月5日(土)・11月18日(金)